介護のお話
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脂肪幹細胞を使った再生医療について

脂肪幹細胞を使った再生医療は数年前から始まっていて、主に関節炎などの治療に使われています。

この細胞は皮下脂肪にも一定数存在しているため体内から取り出しやすく、使いやすいという点が評価されているのです。

取り出された細胞には通常の脂肪細胞と数パーセントの脂肪幹細胞が含まれていて、それをより分けます。

そして培養して増やしてから関節炎などの症状がある患部に注射を何回か行うという方法で、継続的に行います。

効果としては軟骨成分の生産能力を促進し再生させる力を高めるものであり、人によっては症状が改善しないなどの個人差もあるためまだ保険適用はされていない状況です。

また、すぐに出来る治療法では無くまずは理学療法などの処置を施してから改善の見込みが一定期間見られない患者に対して行われます。

膝やひじなどの治療以外にも、乳がんなどで乳房を切除した際に復元する治療法としても使われています。

自分自身の組織を使うという点が画期的で、何より抗原抗体反応が発生しないという点が他人からの移植との大きな違いです。

治療をするためには改善計画書の策定や、協会の審査に認定された医療機関の身が行えるなど一定の条件下で現在は行われているため、治療内容に満足がいかなかったりほかの治療方法を検討している場合はこれらの認定機関に相談してみることも手段の一つです。

今後このような再生医療は様々な分野での応用が期待されていて、範囲も広がってくる元の期待されています。